Bluetooth 3.0と4.0

Bluetoothは一種の無線通信技術ですが、現在主流のバージョンは2.0か2.1ですが、高速化と省エネ化された3.0と4.0が登場する見込みです。

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Bluetooth 3.0と4.0

Last update 2011/03/24 00:22

 

 

最近のネットブックやノートパソコン、そして携帯電話にはほとんど搭載されているBluetooth。
このBluetooth、バージョンがわかれていて、下位互換があります。
現在主流のバージョンは2.0と2.1で、2.0で最大点総速度が3.0Mbpsへアップ。
2.1で少電力化されました。

Bluetooth

Bluetoothとは、2.4GHzの周波数帯を使用する免許不用で使用できる無線通信技術のひとつですが、WiFiとは違い、インターネットに接続したりネットワークを形成したりすることはできません。
ただ、Bluetoothで接続でも書きましたが、モバイル機器との接続には使用できるので、補助的にインターネットに接続に使用することも可能です。
簡単にいってしまえば、BluetoothはUSBケーブルを無線化した感覚です。

Bluetoothでは、接続したい機器と機器で最初にペアリングという認証を行います。
一度ペアリングした機器同士は、次回からはお互いが電源が入っていれば自動で認識し、使えます。
たとえばBluetoothのマウスは、PCの電源を切っても、次回再び起動すればペアリングせずに使用することができます。
ペアリングは、パスキー(PIN)を設定して識別を厳格化することも可能です。
たとえば電車の中でBluetoothをオンにさせたままの携帯を持っていても、他人にペアリングされることはありません。
特に携帯電話の場合は、ペアリングしても通信する時に「通信をしますか?」というような警告が表示されるので、それほどセキュリティに神経質になる必要はありません。

Bluetoothは、WiFiと同じ規格の一種なので、Bluetooth対応と書かれていれば、世界共通で使うことができます。
が、バージョンが違うと使えない物があったり、まれに対応機器でも使用できない物があるので注意が必要です。
たとえば、iPhone3GのBluetoothは、Bluetoothヘッドフォンが使えなかったり。

Ver3.0

さて、Bluetoothを一度体験すると、USBやカードリーダーといった有線技術に戻れなくなるぐらい便利です。
たとえば、携帯電話に好きな曲を転送するのも、今まではMicroSDカードを差し込んで・・・とか、USBケーブルを繋げて・・・といった手間がありましたが、Bluetoothならケーブルを繋ぐこと無しに転送することができます。

ただ、弱点として転送速度が遅いこと。
そして、Bluetoothをオンにしたままだと割と電気を食うことが挙げられます。
iPhoneやノートパソコンでは、割と気がつかないで無線LANやBluetoothをオンにしたままだったりするんですけれど、結構気がつかないうちにバッテリーを消費しているので、出来れば使わない場合はオフにしておきたいところ。
ところが、いちいち使うたびにオン・オフさせていたら、せっかくのケーブルレスと自動ペアリングのメリットが生かせない。

そこで(かどうかは分かりませんが)、Bluetooth3.0からは電力管理機能も強化し、省電力化を図っているそうです。
なお、Ver.4.0ではコイン型電池で何年も動作させることができるぐらいの省エネ化になるそうです。

さて、Ver.3.0に話を戻して、Bluetooth3.0では転送速度も最大24Mbpsにまで引き上げられるそうです。
という事は、地デジやハイビジョンビデオレベルでもBluetooth経由でリアルタイムに伝送する事が出来るかもしれません。
たとえば、ハイビジョンビデオカメラで撮影した映像を、テレビにケーブルをつなぐことなしに、Bluetooth経由でリアルタイムに映すこともできるかもしれません。
それ以外にも携帯やデジカメで撮りためた大量の画像をパソコンに転送するのも簡単になるでしょう。

もしかしたら、ヘッドセットも転送速度が上がる事によってより高音質になるかもしれませんね。

いずれにしろBluetooth3.0の普及はまだまだ先(2010年7月現在)なので、その恩恵を受けるのもまだまだ先かもしれませんが、近い将来USBやiLINKといったケーブルが無くなる日も近いかもしれません。

 

Yahoo!ブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録 にほんブログ村 携帯ブログへ 2011/03/24 00:22 | このページのトップへ | コメントを書く | 管理

 
 
 
 

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