| 外でFON 公衆無線LANを試してきたLast update 2012/01/25 06:38       FONは、安く無線LAN環境を構築できるだけでなく、他人のFON無線LANルーターが発する無線も使用することが出来ます。FON無線LANルーターを設置し、他人のFONユーザー(Fonero(フォネロ)と呼ばれる)にも無線を使わせてあげる代わりに、自分も他人のFON無線LANルーターの無線を使うことが出来るのです。
 ソフトバンクが携帯電話・スマートフォンのパケット定額制加入者向けに、無料でルーターを配布していますが、あれです。
 Wi-Fiは、この無線LANの規格のことです。
 FON無線LANルータとは これがFON La Fonera+ (ラ・フォネラ・プラス) FON機能搭載 無線LANルータ FON2201E
  です。
 3480円と、無線LANアクセスポイントとしては格安です。
 ソフトバンクのFONルーターとの違いは、こちらはこれ単体でインターネットに接続する事が可能です。
 現在使っているルーターと交換して使うことができます。
 それに対してソフトバンクのFONは、ルーターにつなげて使う、あくまでWi-Fiアンテナ的な機能しかありません。
 すでにインターネットに接続しているのであれば、どちらでもかまいません。
 FON La Fonera に電源を入れ、ルーターに繋ぎ(参照 FONとは)、設定が完了すれば、すぐに使えます。(設定の仕方はリンク先を参考にしてください)
 FON無線LANルーター La Foneraを設置し、FONコミュニティーに登録したあとFON MAPを開いてみると、きちんと自分が登録した地点にFONマークが載るようになります。  また、FON MAPに記載されているオレンジ色の丸の部分に実際にネットブックを持っていけば、他人のFON無線LANルーターの発する無線を利用できます。
 なお、FONルーターは1時間に1回程度FONサーバーとやり取りをしているため、FONルーターの電源を抜いたり、何らかの原因で接続障害になると、マップ上から自分の印が消えてしまいます。逆につないだのに、マップに反映されない!なんて人は、1時間程度待ってみるといいと思います。
 さっそく試してきたせっかくなので近所の他人のFONユーザーの無線LANを受信して、インターネットに接続してみることにしました。なお、FON無線LANルーターは、他人もアクセスできる無線LANと、ルーター持ち主しかアクセスできない無線LANの2つのネットワークを構築します。
 この持ち主しかアクセスできない無線LANには、他のFONユーザーはアクセスできないので、セキュリティーは心配する必要がありません。
 他の無線LANルーターとの最大の違いが、この他人の無線LANを使用できるということ。FONルーターには、2つの無線LANネットワークが作られ、1つは、セキュリティーキーが必要な(MyPlace)一般的な無線LANルーターのネットワーク。
 もう一つが、セキュリティーキーが必要ない(FON_AP)誰でも使用ができる無線LANネットワーク。
 後者の方は条件があって、セキュリティーキーが必要ない方(FON_AP)は、最初に接続するときに必ずFONにログインしなければならないのです。
 このログインには、FONルーターを購入し接続するときに登録したメールアドレスと、パスワードが必要なので、「FONルーターでFON_APを公開している人なら誰でも接続できる」というのが正確な表現です。
 (隣の家がFONルーターを設置しているから、ADSLやBフレッツに申し込まなくてもインターネットに接続できる!という訳にはいかないです)
  FON MAPを見てみると、都心では以外にFONルーターを使っている人が密集しているので、意外と無料で無線LANが使えるかもしれません。 というわけで、FONマップを元に、近所のFONルーターを探してみました。
 一件目FON MAPで、一番近いFONアクセスポイントを探し、ネットブックを車に乗せて実際に行ってみました。5階建てのマンションの近くを示していました。
 さっそく地図に示されている場所に行き、ネットブックを立ち上げ、利用できるワイヤレスネットワークを確認してみます。
  FONに限らず、無線LANに接続するには画面右下のこの部分をクリックすると・・・
  接続可能なWi-Fi一覧が表示されるので、この中から「FON_AP」というのがあるか探します。 この「FON_AP」が他人が公開しているWi-Fiになります。
 「MyPlace」の方はセキュリティーキーが必要なWi-Fiなので、パスワードが分からないと接続できません。
 近くにFONルーターがあれば、「FON_AP」「MyPlace」の2つが表示されるはずです。
 ところが、FON無線LANルーターが発していると思われる無線は1つもありませんでした。FONに限らず、無線LANは電波の範囲が非常に狭いので、ルーターが鉄筋コンクリートに囲まれた、奥の部屋に設置してあると、場合によっては野外まで電波が届かない可能性があるので、地図に表示されているからと言って必ず使えるわけではありません。
 また、ルーター設置者がルーターの電源を切ってしまっていることも考えられるため、そうした場合もやはり使用できません。
 2件目気を取り直して2件目を探しました。利用できるワイヤレスネットワークの一覧を表示させると・・・
 お!見つかりました!FON_APと、MyPlaceがFON無線LANルーターが発している無線LANになります。
 このうちMyPlaceは、ルーターの持ち主のみが使用できるアクセスポイントなので、他人は使用できません。
 FON_APが利用できるアクセスポイントになります。
  ブラウザを立ち上げると、上のような画面が表示されます。 登録したメールアドレスと、パスワードを入力し、同意事項のチェック欄にチェックを入れ、Loginをクリックすると接続できます。
  これで自由にインターネットを利用できるようになりました。
 iPhoneでも  もちろんノートパソコンだけでなく、iPhoneやAndroidのようなスマートフォンでも使用出来ます。 同じログイン画面なので、メールアドレスとパスワード、それと同意事項へのチェックを入れてログインします。
 速度を計測してみた//speed.rbbtoday.com/で、どれくらいの速度が出るか調べてみました。ちなみに、BフレッツでルーターからLANケーブルを繋げて計った場合は、30.87Mbpsでした。
 自宅で無線LANの場合は、10.29Mbpsでした。
 イーモバイル+Bluetoothを利用した場合は、約0.8Mbpsでした。
  他人のFONユーザーの無線LANを利用した場合、なんと1.25Mbpsを記録しました!
  ところが・・・
 しばらくしてもう一度計ってみると・・・
 0.585Mbpsに・・・。
 どうも電波が安定しないようです。
 一般の公衆無線LANに比べ、無料で利用できる反面、アンテナの場所が不明なので電波が安定していないのが欠点でしょうか。速度は、公開している人の回線速度にも影響されるので、あまり期待しないほうがいいかもしれません。
 ちなみに、マクドナルドなどやスターバックス、ヤマダ電機などでソフトバンクが公衆無線LANを公開していて、iPhoneでこれらのWi-Fiを利用することができますが、FONルーターを設置していても、これらのWi-Fiは使えないそうです。こういった場所でWi-Fiを使いたい場合は、Yahoo!無線LANスポットとはのような有料サービスを利用する必要があります。
 Yahoo!プレミアム会員であれば、210円/月で利用することができます。
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