ウルトラブックとは

ウルトラブックとは、インテルが推進するノートパソコンの携帯の一つ。昨今の省エネブームも手伝って、少ない電力で高性能なノートパソコンを実現させるための規格です。

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ウルトラブックとは

Last update 2012/01/29 22:52

 

 

 

ウルトラブックとは、インテルが推進する新しいノートパソコンの形態の1つで、最新のCPUを搭載しつつ、バッテリー駆動時間が長く、厚さが薄く、価格が安い言ってみればノートパソコンのいいとこ取りな規格のことで、すでに以前からAppleがMac book Airで実現していましたが、Windowsでもここへ来て登場してきたみたいです。

数年前、インテルは同じようにノートパソコンのカテゴリーにネットブックという性能は悪いけれど、小さくて安価なノートパソコンというジャンルを開拓しましたが、結局性能が悪く、画面が小さいと現在のインターネット上のサイトを見るのすら、使いにくく、廃れてしまった感があります。
日本では100円パソコンとして、脚光を集めましたが、飛びついたのは今までパソコンを持っていなかったような、パソコン初心者だったんじゃないかと思います。
私も2台ほど購入しましたが、3万円弱という超安価な価格に、安いから失敗してもいいや。なんて軽い気持ちで購入しましたが、ほんとに失敗(ほとんど使わなかった)してしまい、2台合わせた価格の6万円を考えると、結局高くついてしまった思いです。

さて、もう少しウルトラブックについて調べて見ました。
ノートパソコンとは、デスクトップパソコンではないキーボード付きの折り畳みパソコンのことですが、大きさによっていくつか更に分類されます。
昔はA5ノートとか、A4ノートとかと分けていましたが、ラップトップ(膝の上の意)とか、モバイルノートなんてジャンルも登場しましたね。
そこにネットブックが加わり、2011年頃からウルトラブックが加わって来ました。

ウルトラブックは、

  • 薄い(21ミリ以下)
  • 軽量(1kg前後)
  • 処理能力がすぐれ(Core i搭載)
  • バッテリーが長持ちする

条件を満たしているノートパソコンのことで、これに加え、10万円前後という条件も定着しそうです。
またスリープからの素早い復帰も、条件として加えられているようです。
きっちりとした数値での指定はありませんが、ある程度のこれらの条件を見たいしているノートパソコンなら、パナソニックのLet's noteがありました。
が、薄さと価格の面で、ウルトラブックとは程遠かったですね。
Let'snoteは、DVDドライブなども搭載していたので、どうしても厚くなってしまうし、価格は定価で20万円ほど。

バイオなんかもこれらの条件を満たす製品が登場しましたが、やはり価格の面でウルトラブックと呼ぶには無理があったかもしれません。

で、AppleのMacbook Airの登場と、iPadの大ヒットによって薄くて軽く、安価なノートパソコンが注目されてきたと。
3月11日の震災によって、省エネも注目を浴びたのもウルトラブックの登場に拍車をかけたのかもしれません。
今までのノートパソコンで、処理能力が優れている製品だと、重さは2.5キロ前後。
薄さは30~40ミリ。
バッテリー駆動時間は2~3時間。
価格は4~20万円程度。
ウルトラブックは、重量で半分。
薄さも半分。
バッテリー駆動時間は倍から3倍程度。
価格は10万円前後と、いい意味で半分もしくは倍になっています。

発売されているウルトラブック

現時点では、まだあまり発売されている製品は多くありません。
現時点で発売されているウルトラブックは、

このうち、後発ながら日本メーカーのdynabookが人気が高いようですが、dynabookはオフィス搭載で、WiMaxモジュール搭載なのが売り。
性能もそこそこながら、12万円弱という価格がウケているのかもしれません。
厚さも15.9ミリと最薄レベル。
バッテリー駆動時間も私が持っているdynabookより若干短いですが、9時間。
ただし!
どうもバッテリーが取り外しできないらしく、メモリスロットも2つあるうちの1つが2GBのメモリで埋まっているそうで、最大でも6GBまでしかメモリを増設できない点がデメリット。
私は部屋や会社で使っているときはバッテリーを外しているので、このバッテリーが取り外しできない。という点は痛いなあ。
それとBluetoothが搭載していない点もちょっと痛いかな。

最も評価が高いのは、Core i7を搭載しつつ8万円台から売られているZENBOOK UX21E UX21E-KX128
約2秒で高速復帰する「Instant On」機能を塔載し、BluetoothやUSB3.0ポートも搭載しています。
バッテリー駆動時間が、5.5時間とちょっと短いのが弱点でしょうか。
これだけ軽いと、どこにでも持ち歩きたいですからバッテリー駆動時間はながければ長いほうが、また予備バッテリーに交換できる方がいいと思います。

本格普及にはInv Bridgまで待ちか?

インテルの2011年1月に登場したSandy Bridgeと呼ばれるCPUの次世代コードネーム「Ivy Bridge」の登場によって、ウルトラブックにはずみがつくと言われています。
この次世代CPUは、Sandy Bridgeより省電力と言われ、更にその後に登場するHuswellでは、もっと省電力になると言われています。
Huswellの登場は2013年と言われていますから、もしかしたらWindows8が搭載されているかもしれませんね(Windows8は、2012年後半に登場すると言われています)。
ただ、Ivy Bridgeの開発は遅れていると言われていて(2012年初頭に登場する予定だった)、私もIvy Bridgeを搭載したウルトラブックを買おうかと思ったんですけれど、必要に迫られたこともあるのですが、価格がこなれている2011年夏モデルのdynabookを購入してしまったと。
パソコンの世界では、上を求めていたらいつまでたっても購入できないので、欲しい時に購入する。というのが一番いいかもしれません。

実際にウルトラブックに触れてみてどうか

私の購入したdynabook R731は、薄さの面で(26.6ミリ)ウルトラブックのカテゴリーには入らないかもしれませんが、安くて軽くて、処理能力が良くて、バッテリーの持ちもいいので私自身はウルトラブックのつもりでいます。笑

以前購入したDELL Inspiron mini 12は、27.6ミリの厚さで1.24kgと、ネットブックらしく薄くて軽いのが売りでした。
またネットブックには珍しい12インチのモニターも売りの一つでした。
が・・・・
とてもじゃないけれど、性能が悪すぎ。
起動に2分ぐらいかかり、ブラウザを立ち上げたり、なにかソフトを立ち上げるとフリーズでもしたのか??というぐらい待たされます。
先日久々に起動させたら、Yahoo!のトップページを表示させるのに、なんと5分以上もかかりました!
結局、Yahoo!のトップページを表示させた所で使う気が失せて、シャットダウンしてしまいましたが、dynabookはこのDELLのネットブックに性能とバッテリーの持ちを加えた感覚。
やっぱり「性能」と「バッテリー駆動時間」は、重要ですね。

薄さですが、あんまり薄すぎるとふた(というか天板)を開けるのがすごく大変。
昔はロックを外すとパチンと少し隙間が開いたものですが、最近はヒンジが良くなってロックも必要なくなりました。
そのかわり開けるのが結構大変。
継ぎ目がぴったりなっていることもあって、どこを開いたらいいかがよくわからない。。。
でも、薄いと重さ以上に軽く感じるのも事実。
また、カバンにもすっぽり入るし、薄ければ薄いに越したことはありませんね。
ただ、その分バッテリーやUSBポートが犠牲になるのであれば、薄さよりそちらのほうが重要かな。と思います。
このへんは用途によるんでしょうけれど。
私が購入したdynabook R731/16Cは、薄さはウルトラブックの枠にはちょっと入りませんが、USBポート3つ(その内の1つがUSB3.0、eSATA兼用ポート)に、HDMIポートまで用意されていて必要最低限これぐらいは欲しいかな。と思いました。

Winodws 8

Windows 7もタッチパネルに対応したOSでしたが、あくまで対応できるレベル。
Windows8ははじめからタッチパネルも意識した作りになっているそうです。
そのころには、ウルトラブックよりタブレットのほうが注目されているかもしれませんが、それまでは最低でも2~3年はかかるでしょうし、ウルトラブックを購入すうるなら今がベストかも知れません。
買ってしまえばなんとやらってやつですね。
私もここ最近購入したデジタル製品の中ではiPhoneにつぐお気に入りの製品になりそうです。

 

 
 
 
 

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