| ネットブックのベンチマーク結果Last update 2009/06/10 03:33     ネットブックを購入するポイントとして、 などがあげられると思います。今回は性能について調べてみました。
 フリーのベンチマークソフト CrystalMark 2004 R3ダウンロードベンチマークを測定するソフトは色々あるんですけれど、CrystalMarkを使いました。雑誌のレビューでもよく使われているようなので、ダウンロードしてみました。
  こちらのページに行きます。
 ダウンロードをクリックします。
  画面の上部に画像のような警告が出るので、クリックします。
  「保存」をクリックします。
 マイドキュメントか、デスクトップの適当な場所に保存します。
  ダウンロードしたファイルは、ZIP形式で圧縮されてるので、解凍します。
 保存したファイルを右クリックし、「すべて展開」を選択します。
  解凍用のウィザードがはじまります。
  解凍する場所を選択します。
 普通は、このまま「次へ」をクリックすればOK。
  展開されたファイルを表示するをチェックを入れ、「完了」をクリックします。
 CrystalMark 使い方 CrystalMark09をダブルクリックします。
  「実行」をクリックします。
  左上にある「Mark」をクリックします。
 なるべくWindowsを再起動したあとの方が、正確な数値をはかれると思います。
 また、駐在しているソフトを終了しておいてください。
  私の使用しているデスクトップパソコン(自作パソコン)は、上のような構成になっています。
 
| CPU | Core2Duo E6400 2.13GHz |  | メモリ | 3GB |  | HDD | サムソン HD103SI (1TB SATA300)  5600rpm 1000GB |  | グラフィック | NVIDIA GeForce 8600 GT |   上が私のデスクトップパソコンでの結果です。
 
| CPU | CeleronR M プロセッサー 超低電圧版 353 900MHz |  | メモリ | 1GB |  | HDD | 16GB ※Cドライブ8GB(SLC)+ Dドライブ8GB(MLC) |  | グラフィック | Mobile Intel 915GM/GMS |   上がネットブックEeePC900-Xのベンチマークの結果です。
 総合判定で5分1の性能です。
 
 詳細比較
| CPU 浮動小数点 |  |  |  | メモリ |  |  |  | HDD |  |  |  | 2Dグラフィックス |  |  |  | 3Dグラフィックスの性能 |  |  |  こうして並べて比較してみると、その違いが歴然としていますね。デスクトップパソコンのCPU、Core2Duo E6400は2年ほど前に発売されたCPUなので、最新という訳ではありません。
 それでもこの差がついてしまったということは、ネットブックに過度の期待をするのはやめた方がいいかもしれません。
 ただ、このネットブックEeePC900-Xに積んでいるCPUは、セレロンMというこれもネットブックとしては時代遅れなCPUです。
 最近発売されているネットブックのCPUは、Atomと呼ばれるインテルの最新超低電圧CPUです。またクロック周波数(この数値が高いほど一般的に高性能)も、1600MHzの製品が多い(EeePC900-Xは、900MHz)ので、もう少し差が縮まるかもしれません。
 CPUについてCPUは、パソコンの性能を決める大事な部品です。ネットブックに使われているCPUは、以下のようになります。
 ※ 下に行くほど性能が高い
 C7-MGeodeCeleron MAtom Z520 (1.33GHz)Atom N270 (1.6GHz)Atom N280 (1.66GHz)
 このうち主流は、Atom N270です。 デスクトップパソコンや、ノートパソコンと違い、CPUやその他の性能差があまりないのもネットブックの特徴です。そのため、性能的にはツクシの背比べとなってしまいます。
 逆に言えば、どの製品を選んでもそう性能差がないので、ネットブックを選ぶ際には他の要素、たとえば画面の大きさとか、バッテリーのもち時間とか、オフィスがインストールされているかどうか。という項目で選んだ方がよいでしょう。
 他のネットブックとの比較Gigazinさんのところに、初代EeePCと、EeePC900-Xの後継機種であるEeePC901のベンチマーク結果が載っていました。同じCrystalMarkを使っているので参考になります。
 不思議なのが初代EeePCと、私が持っているEeePC900-Xは、同じセレロンMというCPUを搭載していて、クロック周波数も900MHzと同じにもかかわらず、数値がだいぶ違う(EeePC900-Xの方が断然上)という点です。初代と900-Xとの違いは、画面の解像度です。
 初代EeePCは、8.9インチの800x600ですが、EeePC900-Xは1024x600です。
 また、EeePC901も8.9インチの1024x600になります。
 EeePC901は、CPUがAtom N270を搭載しているため、当然のようにCPUの性能は上がっていますね。だいたいセレロンMの2倍の値(ALUの部分)になっています。
 またメモリの結果も格段に上がっています。
 Atomを搭載した製品であれば、もう少し快適にネットサーフィン出来そうです。 他サイトベンチマークその他にもベンチマーク結果を公開しているところがありました。 EeePC S101 レビュー ベンチマーク編Let's noteのCF-W5のベンチマーク
 実感としてどうかネットブックを購入して感じた点。上記のように、私がメインで使っているデスクトップパソコンは、CPUがCore2Duoという製品です。
 ハイビジョン映像の編集やエンコード、視聴は全く問題なくスムーズに出来ます。
 また、ネットサーフィンもストレスを感じないし、なにかソフトを使いながら別のソフトを使うというのも全くストレスフリー。
 そんな状況からネットブックを使うと、正直、遅さが気になります。まず、ブラウザを立ち上げたあと、しばらく操作ができなくなります。
 また、FLASHを多用したページを開くと、やはり固まります。(数秒から数十秒)
 あとは、YouTubeは、高画質バージョンでなくてもぎこちない再生速度になります。
 特に全画面表示や拡大表示すると、カクカクした再生速度になります。
 以上の理由から、よどほパソコン自体がはじめて。という人でない限り、メインで使うパソコンとしては性能が低いです。逆に、ネットだけしかしない。なんて人は、多少のストレスはたまるものの問題なく使えるでしょう。
 パソコンの性能というより、ネット速度の方が気になるぐらいかもしれません。
 それと、使い心地の方が気になります。たとえば、タッチパット。
 タッチパットでは、マウスの操作以外に、上下左右スクロールや、ページの拡大なんかも出来たりするんですけれど、やっぱりマウスに比べるとストレスがたまります。
 ワイヤレスマウスがなかった頃は、あんまり外で使うことはなかったんですけれど、ワイヤレスマウスを使い始めたから、多用しはじめました。 ネットブックの購入目的としては、ネットサーフィンでしょうから、CPUの性能よりも、ワイヤレスマウスや無線LANのようなネットブックの使い勝手を向上させてくれるような製品や環境に力を注いだ方がいい気がします。 
  
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