FONとは
Last update 2009/05/08 23:45
たいていのネットブックには、無線LAN受信用の子機(モジュールといいます)を内蔵しているので、あとは親機(無線LANアクセスポイントといいます)があれば、すぐに無線LANを利用してインターネットに接続できます。
Windows XP自体が、無線LANに対応しているので、特別なソフトは必要ありません。
ネットブックのコントロールパネルの中にある、ネットワーク接続というアイコンをダブルクリックすると、上の画像のように「ワイヤレスネットワーク接続」という項目があるはずです。
この項目があれば、すぐにでも無線LANを利用することが出来ます。
FONは、無線LANをさらに身近にしてくれる無線LANアクセスポイント内蔵ルーターです。
電話で言うなら親機みたいなものです。
この親機を購入してきて、モデムやルーターに繋げれば、10分もあれば無線LAN環境が構築できてしまいます。
公式サイトでは、5分で完了なんて書いてありますが、さすがに5分は無理。w ^ ^;
でも、ほんと簡単です。
FONって?
FONは、無線LANを利用して、会員同士自由にインターネットに接続できる仕組みのことです。
スペインにあるFONという企業が提供しています。
単なる無線LANルーターと違うのは、あなたの家に設置したFON 無線LANルーターの無線LANを他の会員にも使わせてやってください。ってとこです。
イメージ的には、携帯や、PHSのアンテナを家に設置した感じでしょうか。
FONだけではなく、無線LANはだいたい半径50m程の範囲で電波が届きます。
基本的に他人の無線LANは、ネットワークキー(WEPキー、またはWPAキー)の入力が必要なため、電波の範囲内にいたとしても、勝手に使えません。
「セキュリティで保護されていないワイヤレスネットワーク」は、ネットワークキーが必要なく、誰でも使用できます。
「セキュリティの設定が有効なワイヤレスネットワーク」は、接続にネットワークキーが必要。
FONは、登録したメールアドレスと、パスワードを入力すれば、他人のFON無線LANアクセスポイントを利用してインターネットに接続することが出来ます。
いわゆる公衆無線LANの個人版みたいなものです。
公衆無線LANは、マクドナルドを始め喫茶店や公共施設の周りでないと受信できませんが、FONは個人が設置しているため、住宅街や公園でも無線の範囲内ならインターネットを楽しむことが出来ます。
もちろん、料金はかかりません。
料金がかからないだけでなく、このFONの無線LANルーター(Lafoneraといいます)は、1980円とめちゃめちゃ安い。
無料で、設置も簡単。しかも機械(Lafoneraのこと)も安い。
といいことずくめなのと、家でネットブックを使うときにイーモバイル経由でインターネットをするのもなんなので、購入してみることにしてみました。
このFON 無線LANルーター、いったいどこに繋げるの?
設定の仕方は?
すべて画像や写真を交えて説明します。
FON 無線LANルーター Lafonera
これがFON 無線LANルーターです。
詳しいイラスト入りの説明書が付属してきます。
パッケージの裏側です。
PSPや任天堂Dsにも対応しています。
また、DHCPサーバの機能や、ポートフォワードのような高度な設定も出来ちゃいます。
中身です。
電源コードの他に、有線LANケーブルがついています。
拡大したところ。
有線LANケーブルを繋げる場所は1つだけ。
ここにモデムからのLANケーブルか、ルーターからのLANケーブルを繋ぎます。
ケーブルを繋いで、電源コードを差し込んだらあとは設定するだけ。
用語集
モデムとは、光ファイバーやADSL、そしてISDN等の外部から伝わってきた信号をコンピューターが識別できる形式に買えてやる機械のことです。
これがないと、電話回線や光ファイバーを通じてインターネットに接続出来ません。
インターネットを利用する場合、必ず設置します。
最近は、ルーター機能を内蔵したモデムもあるようです。
上は、我が家のBフレッツ用のモデムです。
光ファイバーと書いてあるコードは、外から引き込まれたケーブルです。
LANケーブルは、ルーターに繋がっています。
NTTのような回線業者から提供(レンタル)されます。
1台のパソコンでインターネットを利用するだけであれば、モデムとパソコンを直接繋いでもいいのですが、2台以上でインターネットを利用する場合は、分配機(ハブと呼ばれます)が必要です。
ルーターは、この分配機の役割をする機械です。
また、PPPoEでADSLやBフレッツに接続することが出来ます。
ルーターがないと、インターネットに接続するときダイアルアップが必要ですが、ルーターを設置しておけば、あとはコードを繋げばすぐに利用することが出来ます。
こんなのがルーターです。
裏っかわに、LANケーブルを繋ぐ穴がいくつも開いているのが特徴です。
モデムは、どの家庭(もちろんインターネットが出来る家庭)すべてにありますが、ルーターはパソコンが1台だけしかない。という場合は、無い場合もあります。
「うちには2台のパソコンでインターネットが見れる」
なんて場合は、ほぼ必ずルーターがあります。
コードをたどっていくと、最終的にモデムが見つかるはずです。
繋ぎ方
ルーターがない場合は、モデムから伸びたLANケーブルを先ほどのコネクタに繋ぎます。
ルーターがある場合は、ルーターの出力側とFON 無線LANルーターとをLANケーブルで繋ぎます。
ここまでは箱から出して1~2分で完了するでしょう。
難しい部分があるとしたら、ルーターやモデムを探す手間ぐらい?!
続いては、FONを利用した無線LANの設定の仕方を説明します。
//journal.mycom.co.jp/news/2005/12/13/010.html
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