ThinVNCでリモート操作
Last update 2012/01/24 21:12
Live Meshでリモートアクセスという記事を書きましたが、Live Meshのリモートアクセスは、操作する方もされる方もパソコンの前に人がいて、「許可」ボタンをクリックしなければなりませんでした。
今回紹介するThinVNCというソフトは、もっと簡単に、しかも操作する側はブラウザ上で操作できるという、ものすごくおすすめの無料リモート操作ソフトです。
このため、パソコン上からのアクセスだけでなく、iPhoneやAndroidのようなスマートフォンからも操作できるのが特徴。
かと言って、重くもなく操作性は他のリモート操作とそれほど変わりません。(詳しくは動画を参照)
設定もほとんど必要なくて、相手のIPアドレスをアドレス欄に入力するだけ。
ただし、Windowsではデフォルトでファイアウォールが働いているので、リモート操作ができる設定も紹介します。
インストールや設定は英語ですが、ほとんどボタンをクリックしていくだけなのと初期状態で普通に使える設定になっているので、全く難しくありません。
ダウンロードとインストール
ダウンロードは窓の杜から行います。
非商用であれば無料で使えるそうです。
ThinVNC
適当な場所に保存します。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。
ウイザードが始まるので「Next」をクリックします。
「Modify(変更)」になっているので、このまま「Next」をクリックします。
「Next」をくりっく。
「Install」をクリックします。
「Finish」をクリックします。
起動と設定
インストールすると自動的に起動します。
タスクバーの時計の部分に画像のようなアイコンがあるので右クリックします。
「Setting」をクリックします。
「Communications」タブをクリックします。
「Protocol」は、通信を暗号化するHTTPSを使うか、しないHTTPを使うか。の設定。
デフォルトではHTTPSになっていますが、この場合はURLが、
https://
になります。
どちらでもかまいません。
「Port」は、URLの最後につけるポート番号のことで、
//xxxxxxxx:8081
と、「 : 」にポート番号(デフォルトでは8081)をつけるとアクセスすることができます。
xxxxxxxxの部分は、リモート先のIPアドレスになります。
「Security」タブをクリックすると、ログイン用のユーザー名とパスワードを設定できます。
デフォルトではユーザー名が「admin」になっています。
「None」にするとパスワード無しでログインできるようになりますが、危険なのでパスワードは、実際に設定してください。
接続してみる
これでThinVncの設定は完了です。あまりに簡単なんで拍子抜けしてしまった感はありますが、早速アクセスしてみましょう。
IPアドレスを調べる
もし、複数のパソコンがあるなら別のパソコンからアクセスしてみましょう。
まずはリモート操作させる側(ThinVNCをインストールしたパソコン)のIPアドレスを調べます。
スタートボタンをクリックし、アクセサリの中にある「コマンドプロンプト」を開きます。
真っ黒な画面のソフトが立ち上がるので、
ipconfig
と入力し、エンターキーを押します。
IPv4アドレス・・・・192.168.1.X
の部分がIPアドレスになります。
//調べたIPアドレス:8081
とURL欄に入力してアクセスします。
なお、ProcotolにHTTPSを選択した場合は、
https://調べたIPアドレス:8081
になります。
画像のようにユーザー名とパスワード入力欄が表示されるので、先ほど設定したユーザー名とパスワードを入力します。
256色で表示するかフルカラーで表示するか選択します。
ログイン後も選択できるので、とりあえず「Connect」をクリック。
このようにブラウザ上にThinVNCをインストールしたパソコンの画面が映し出されました。
リアルタイムにウインドウを動かしたり、ソフトを立ち上げたりすることも出来ます。
操作性や快適さは、Live Meshを使ったリモート操作とそれほど変わりがありませんでした。
なによりLive Meshのようにリモートされる側で認証操作の必要が無いので、家のパソコンにアクセスしたいときはいつでもアクセスできるのがナイス。
(Live Meshでは、アクセスするときに許可するかどうか選択する必要がある)
ファイアウォールの設定
もし繋がらないという場合は、すべてのファイアウォールを「切」にしてみてください。
とくにWinodwsではデフォルトでファイアウォールが働いているので、一度切ってみて接続できるか確認してください。
もしつなぐことができたら、ファイアウォールの設定で切らなくてもアクセスできるようにします。
コントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」の「Windowsファイアウォールによるプログラムの許可」をクリックします。
「別のプログラムの許可」をクリックします。
「参照」をクリックします。
プログラムファイル(C:\Program Files(x86))の中に「ThinVNC」というフォルダがあるので、その中の「ThinVnc.exe」か「ThinVnc」をクリックします。
「ThinVnc」にチェックが入っていることを確認します。
この状態でファイアウォールをオンにしてアクセスできるか確認します。
もしこれでもつながなければ、ウィルスバスターやノートンといったウィルス対策ソフトが入っている場合は、切りにしてください。
関連ページ
|
Yahoo!ブックマークに登録 2012/01/24 21:12 | | |