同期についてQ and A

同期は、使いこなせば非常に便利なシステムです。ところが実際に使ってみないとイメージがわからないかもしれません。ここでは同期とはどんなものか質問形式で答えてみたいと思います。

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同期についてQ and A

Last update 2012/03/29 22:50

 

 

Windows Live Syncを使った同期に関して、説明したいと思います。
あくまで私が今まで使ってみてわかった範囲ですが・・・。

同期とは

同期とは?

同期とは、二つ以上の異なるパソコン同士で、指定したフォルダやファイルを常に同じ状態にしておく技術です。
色々なソフトで実現できますが、最も簡単かつおすすめなのがWindows Live Syncというマイクロソフトが無料で提供しているソフトです。
このソフトを、同期させたいパソコンそれぞれにインストールします。
すると、このソフトが指定したフォルダの中身を見張ってくれ、ファイルが変更されたり、追加されたり、削除されるとネット上にそのデータを一時保管。
同じソフトをインストールして同期設定してあるパソコンが、インターネットに繋がっているか、次回繋がるとそのデータを元に、そのパソコンの指定したフォルダ内を自動的に書き換えます。

昔はブリーフケースと呼ばれる特殊なフォルダと、フロッピーディスクによって実現されていましたが、いちいちフロッピーディスクを抜き差ししなければなりませんでしたが、インターネットが普及した現在では、ネットを利用して操作する人間がなにもしなくても、バックグラウンドで同期してくれます。

また、最近ではスマートフォン(iPhoneやアンドロイド)が普及してきましたが、USBケーブルを差して対応するソフトを立ち上げると、パソコンの音楽ファイルや画像ファイルなどを自動的にスマートフォンにコピーしてくれます。
これも同期になります。
無線LANを利用すれば、USBケーブルを繋がなくとも自動的に転送することもできます。

同期されるタイミング

Windows Live Syncでは、指定されたフォルダを常に監視します。
どちらかのパソコンの指定したフォルダの中身が変更・追加・削除されると、同期させている別のパソコンもリアルタイムに同期されます。

スマートフォンで撮影した写真をパソコンでWi-Fi経由で転送するアプリもありますが、スマートフォンなどはバッテリーの消費を防ぐため、5~数十分に1度、特定のフォルダを監視して更新があれば転送する。というものもあります。

どんなときに使う?

仕事で2台以上パソコンを使っている人は、必須でしょう。
特にネットブックを打ち合わせ用や、家での作業用に使っている場合。
私のようにスマートフォン用のサイトを所有していると、スマートフォンで撮影した写真や画面をキャプチャーした画像をパソコンで編集してブログにアップロードしたいので、同期システムがあるといちいちUSBケーブルでつないで、使いたい画像だけパソコンにマウスでコピーして・・・・などとやらなくてもいいので、すごく便利です。

オフィス

たとえば、会社でオフィスを使っていて、外出先や家でも参照・編集したい場合。
パソコンで編集していたエクセルのファイルを家に帰って編集したりする場合は、特に同期は大活躍してくれます。

メール

また、アウトルックエクスプレスのようなメールソフトのメールデータ保存場所を同期させておけば、家でも外出先でも見ることが出来ます。
今はGmailやYahoo!メールなどによってネット上にメールデータが保存されるので、あまり活躍の場はありませんが・・・。

パスワード

EcoPassIE IIのようなパスワード自動入力ソフトに登録したID・パスワードは同期しておくと便利。
最近では、ブラウザの追加機能の1つでもあるLastPassというアドオンを利用すると、パスワードをネット上に保存してくれて、複数のパソコンで保存したパスワードを使うことができます。

iTunes

私の場合、最も有効利用しているのがこれ。
マイミュージックを同期させているので、新しい曲を追加しても、ネットブックにすぐに反映。
外出先でもネットブックを持って行けば、いつでもお気に入りの曲が聴ける。
ちなみに、プレイリストも同期される。

注意点は、こうしたファイル群は量が多いと、ものすごいハードディスクを圧迫します。
私の場合、数百曲の音楽ファイルを所有しているので、5GB近くになります。
ネットブックなんかはHDDの容量が小さいので、場合によってはすべて同期できない場合も・・・。

お気に入り

お気に入りを同期させておけば、ネットブックで屋外でネットを利用しても、いつでも利用できる。

インターネット上でも

片方のパソコンが、Bフレッツでつながれたパソコン。
もう片方が、イーモバイルでインターネットに接続しているパソコン。
このような異なるネットワークで接続されたパソコン同士でも、Windows Live Syncにログインすれば、きちんと動作します。

注意点

最も注意しなければならないのは、どちらかフォルダ内に変更があった場合、変更がないパソコン側のフォルダも変更されてしまう場合です。
当たり前じゃん!
って感じですが、たとえばネットブックなんかの場合HDDやSSDの容量が少ないので、いらないファイルなんかを削除してしまうと、同期させた別のパソコンのファイルも削除されてしまいます。

実は、私もネットブックのDドライブのマイミュージックをSDHCカード(Eドライブ)に移動させたあと、Dドライブのマイミュージックの中身を削除してしまったら、デスクトップパソコンのマイミュージックもリアルタイムに削除されてしまいました・・・。
ネットブックのSDHCカードに保存されているのでよかったのですが、このときはびっくりしました。

また、Windows Live Syncを利用するには、Windows Live IDのアカウントが必要ですが、このIDとパスワードの管理をきっちりしておかないと、もし、簡単なパスワードを設定していたり、知り合いなどにパスワードを教えている場合、そのIDを利用して大事なデータをコピーされるおそれがあります。

そのため、ID・パスワードの管理はしっかりとしておくこと。

共有とは違うの?

共有は、同じネットワーク内の異なるパソコンの中身にアクセスする技術です。
また共有の場合、自動的にファイルをコピーすることはできません。
あくまで、他のパソコンのフォルダにアクセスできるだけです。

リモート操作とは違う?

リモート操作は、とあるパソコンから、異なるパソコンを操作することです。
別のページで詳しく書こうと思いますが、別のパソコンの画面を、異なるパソコンの画面に表示させ、マウスやキーボードで操作することができます。

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