同期させる

家のパソコンや、会社のパソコン、メインのパソコンとファイルやフォルダを同期する方法を紹介します。Windows Live Syncを使います。

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同期させる

Last update 2009/04/26 13:38

 

 

自宅のパソコンや会社のパソコンと、ネットブックを同期させる方法を紹介します。
まずは、同期とはどういう事なのか、シチュエーションを元に説明したいと思います。

同期とは?概念

会社の部長が、ネットブックのような持ち歩けるノートパソコンが欲しい。といってきました。
部長が使っているパソコンは、SONYのバイオで17インチある大型のノートパソコンです。
元々持ち歩けるようにとノートパソコンを購入したものの、17インチのパソコンだと3キロ近くもの重量があり、はじめは会社と家との往復にも持ち歩いていましたが、そのうちめんどくさくなって会社においたままなんだとか。
で、私が購入したEEEPC 900-X(8.9インチ、0.99kg)の実物を見せたところ、これはいい!是非、似たようなものを購入したいといってきました。

私のようなインターネットを見るだけの用途であれば、同じものでいいんですけれど、部長の場合はオフィスやらYouTubeも楽しみたいというので、細かく用途を聞くことにしました。

プレゼンテーションや打ち合わせに

部長が言うには、値段の交渉のときの価格提示として、具体的な資料を相手に見せるときにノートパソコンがあると便利だと。
たとえば、単に○○円になりますね。というだけだと、相手も納得しないそうです。
そこで、この業界ではだいたい○○円ぐらいが相場ですね。といいつつ、インターネット上のそうした「証拠」を検索して見せると、相手は納得するんだとか。

家や打ち合わせ先でも会社のデータを見たい

あと、うちの会社は部長が出勤表をオフィスのエクセルで作っているんですけれど、部長は会社にいるより自宅や、打ち合わせ先にいることが多いんです。
で、電話とかで明日や今後の予定を聞くと、
今はパソコンがないから会社に戻らないとわからない。
そんな返事を何度聞かされたことか・・・。

もしネットブックみたいな小さなパソコンがあれば、
あ、ちょっと待ってね。今こっちのパソコン立ち上げるから
なんて感じで済んじゃうわけです。

打ち合わせ先でも、「え~、その資料は会社のパソコンを見ないとわからないので・・・」なんて言わないといけない場面が結構あるらしい。

同期

さて、上記のような場面に遭遇するサラリーマンは多いんじゃないでしょうか。
そこでネットブックの登場です。
1kg程度のノートパソコンであれば、いつでもカバンにしのばせておけば、わざわざ会社に行かなくてもパソコンに保存してあるデータを見ることができるわけです。

ところがこの場合、見たいファイルをいちいち会社、もしくは自宅のパソコンからネットブックにコピーしなくっちゃならない
もしくは、会社や自宅以外でも見たいファイルは、USBメモリに保存するようにして外出するときは、ネットブックとUSBメモリを持ち歩く

どちらもめんどくさいですよね。
そこで、ネットブックを会社、もしくは自宅で立ち上げると、指定したフォルダ内のファイルを最新の状態にしておく方法があれば・・・。
たとえば、ネットブックのマイドキュメントの中身を常に会社、もしくは自宅のメインパソコンと同じ内容にできれば、いちいちコピーし忘れた!なんて事もないわけです。

で、この立ち上げたら自動で最新の状態に・・・って事を「同期」といいます。

会社のパソコンで、オフィスで新しいファイルをマイドキュメントに保存したとします。
打ち合わせに行く前に、ネットブックを立ち上げます(インターネットに接続させる必要があります)。
すると、自動でマイドキュメントの中に保存した新しいファイルがネットブックのマイドキュメントにコピーされます。
コピーは一瞬で終わりますから、あとはそのままネットブックを打ち合わせ先にもってけばいいだけです。
そう、ネットブックを立ち上げれば常にメインのパソコンとマイドキュメントが同じになるんです。
もちろん、マイドキュメントじゃなくて、別のフォルダも指定可能。

ブラウザのお気に入りは、常にメインで使っているパソコンと一緒にしたい。
メールは、常にメインで使っているパソコンと同じにしておきたい。
音楽ファイルを同期したい。
等々。

なんかこんなこと、もうだいぶ前から実現出来たんじゃないかって思うかもしれませんが、これが実現出来たのは実はここ最近のこと。

Windows Live Sync

それを実現させるためのソフトが、マイクロソフトが無料で公開しているWindows Live Syncというソフトです。
今回は、このWindows Live Syncをダウンロードしてからインストールするまでの方法を紹介します。

実は、ちょっとこのソフトは初心者には敷居が高いんです。
そのくせ、インターネットで調べても、なかなか詳しくやり方を紹介しているサイトがなく、私が試行錯誤しながらやり方をマスターしたので、画像付きで誰でもできるように説明していきたいと思います。

ダウンロード

まずは、Windows Live Syncのページに行き、ダウンロードします。

Syncのインストールをクリック
「Syncのインストール」をクリックします。

Windowsへのインストールをクリック
「Windowsへのインストール」をクリックします。

適当な場所に保存します
適当な場所(デスクトップかマイドキュメント)に保存します。

Windows Live Syncのインストール

保存した「WindowsLiveSync.msi」をクリックします
保存した「WindowsLiveSync」をダブルクリックします。

実行をクリック
「実行」をクリックします。

ウィザードがはじまります
ウィザードがはじまります。
「次へ」をクリック。

同意するにチェックをいれます
「使用許諾契約書」の条項に同意するにチェックをいれます。

インストールが完了します
インストールが完了しました。
同じようにネットブックにもインストールします。
同期させたいパソコンは、すべてこのWindows Live Syncをインストールします。

さて、Windows Live Syncをインストールできたら、さっそく使ってみましょう。
まず、Windows Live Syncを使うには、Windows Live IDというアカウントが必要です。
このアカウントは、Windows Live Messenger(旧名 MSN)をすでに使っているなら、そのIDでも使えます。

すでにWindows Live Messengerのアカウントを取得しているなら、
Windows Live Syncで同期させるには
に行ってください。
もし、まだWindows Live IDを取得していないのであれば、
Windows Live IDを取得する
に行ってください。

このWindows Live IDは、メッセンジャーやWindows Live Sync以外にもフリーのメール、Windows Live Hotmail、ネット上にファイルを保存するWindows Live Skydriveといった様々な便利なサービスが同じIDで使えるようになるので、この先取得しておいた方がいいかもしれません。
IDやパスワードを覚えるのがめんどくさい・・・。なんて人は、パスワードを自動で入力できるEcoPassIE IIも入れておくといいでしょう。

なお、Windows Live Syncを使った同期は、同じLAN内だけではなく、イーモバイルを使ったインターネットへのアクセスや、ネット喫茶上からも相手のパソコンが立ち上がってWindows Live Syncが立ち上がっていれば、同期させることが可能です。

つまり、会社のパソコンを立ち上げておけば、自宅からも同期させることが可能です。

ファイアーウォール

なお、ルーターの設定やファイアーウォールの設定は、いじらなくても同期可能です。

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