ノートパソコンで複数のモニターを使う
Last update 2012/02/23 00:28
最近のノートパソコンは、ほとんどディスクトップパソコンの性能と変わらないほどの高性能になってきました。
しかも値段は4万円台から販売されていて、OS、モニター付きが普通なので、ディスクトップパソコンを購入するより、1~2万円安く買えることも出来ます。
ただ、幾つか弱点もあって、
この2点は、ハードウエアの仕組み上、どうしても付属してきてしまいます。
今回は、このうちのモニターが小さい弱点を解決する方法を紹介します。
すべてのノートパソコンでできるわけではありませんが、ここ1~2年の間に登場したパソコンであれば、できる可能性が高いです。
複数のモニターを繋げる
私が購入したdynabookは、13インチで解像度が1366×768と、決して小さくはありません。
ただ、縦方向の範囲がちょっと小さいかな。なんて思っていたのですが、ブログを書いたりするときや、インターネットのお気に入りサイトのチェックなんかをしていると、この縦方向の短さがもうちょっとながければなぁ。なんて思ってたんですよね。
dynabookの左側には、HDMI用のポートが付属しています。
dynabookは、会社で使用しているのですが、会社のモニターはHDMIポートは付属していません。
また、会社のディスクトップパソコンは、D-subという、Windows XP時代に標準で使われていた古いポートで接続しています。
よく見ると、DIV端子と呼ばれるやはりパソコンをつなげるポートも搭載していることがわかりました。
そこで、 HDMIとDIVを接続するケーブルを購入(1000円以下で売っています)。
最近では、パソコンも地デジも、HDMIという映像と音声をケーブル1本で送信できる規格が主流になってきて、今までのD-subやDVIなどと違い非常にコンパクトになっているので、多くのノートパソコンにも搭載されるようになってきました。
このHDMIポートがあれば、ディスクトップパソコンのモニターと接続することができます。
ディスクトップパソコンのモニターも、D-SubやDVI、HDMI端子とそれぞれ搭載しているので、ディスクトップを使いながら、ノートパソコンのサブディスプレーとしても使えるんです。
しかも、HDMIやDVIのような新しい規格の接続ケーブルは、パソコンの電源が入ったまま繋げたり、外したりできるんです。
会社のモニターの裏側のDVI端子にケーブルを差し込みます。
前面のボタンの部分に、切り替え用のボタンがあるので押してみると・・・・
おぉ!
ノートパソコンの画面が写った!
ん?でもよく見ると、ノートパソコンの方と全く同じ表示。
まあ、これでもいいんですけれど、どうせならノートパソコンとディスクトップパソコンのモニターと別々のモニターとして表示させたいな。と。
複数のモニターを使う場合の設定
このままでは単に画面がちょっと大きくなっただけで終わってしまうので、各モニターを独立させてみましょう。
コントロールパネルを開きます。
「ハードウェアとサウンド」をクリックします。
「外部ディスプレイへの接続」をクリックします。
「複数のディスプレイ」の部分を「表示画面を拡張する」にします。
すると、このようにノートパソコンのモニターと、ディスクトップパソコンのモニターで、違う部分が表示されるようになりました。
私の場合は、ディスクトップパソコンのモニターの方で画像を加工したりして、ノートパソコンの方はインターネットの閲覧用に使ったりしています。
マウスカーソルの動きになれるのにしばらく時間がかかりますが、なれるとさほど気にならなくなります。
YouTubeの動画も、大画面で見ることができます。

イメージとしてはこんな感じ。
左半分がdynabookの元々の画面の広さ。
そこにディスクトップ用のモニターが加わりました。
私のように画像を加工したり、動画を編集したり、プログラムをしたり、複数のサイトを管理したり・・・というようなハードな使い方をしている人には、2つのモニターを使った作業スペースを体験してしまうと、もう狭い画面には戻れないかも。
もちろん、 ハイビジョン対応モニターのような解像度が高く、大きなモニターを接続することも出来ます。
2つのパソコンを同時に使うことも
ノートパソコンだけでなく、最近のパソコンはHDMIポートとDVIポート、そしてD-Subポートをそれぞれ搭載していることが多いので、1つのモニターを複数のパソコンで切り替えて使うことも出来ます。
一昔前は切替器が必要でしたが、いい時代になりましたね!
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