バッテリー駆動時間 購入のポイント
Last update 2009/05/02 05:51
ネットブックを購入する前は、それほど意識していなかったんですけれど、実際にネットブックを購入してもっと考慮すればよかった。と感じたのが、バッテリーの駆動時間です。
実際に外で使ってみると、バッテリーの残り時間が気になって、手が空くたびにパソコンの電源を切っては立ち上げ・・・の繰り返し。
感覚的にどれくらいもつのかわからないので、電源のオン・オフばかり。
電源がある場所でも、コードが邪魔なので、電源コードを抜いてしまうので常にバッテリーの残量が気になる・・・。
EeePC900-Xのバッテリー駆動時間
私が購入したEeePC900-Xは、ハードディスクではなくSSDと呼ばれるフラッシュメモリの親戚みたいなものを積んでます。
ハードディスクに比べ容量が小さい(EeePC900-XのSSDは、16GB)のが弱点ですが、高速で衝撃に強く、ハードディスクに比べバッテリーのもちがよいのが利点。
ただ、EeePC900-Xの後継機種、EeePC901-XはSSDが高性能らしいんですけれど、EeePC900の方は性能が悪いらしい・・・。
確かにファイルを保存したり、読み込んだりするのがちょっと遅い気がする・・・。
性能については別の機会(参照 ネットブック ベンチマーク結果)にするとして、空き時間にネットサーフィンするような使い方であれば、2~3日はもつんじゃないでしょうか。
私の使い方としては、トラックのドライバーをしているので待機時間にいつも見ているサイトをチェックするような感じなんですけれど、100%の充電状況から始めて、1日たつ頃には残量は60%になっていました。
実際に計ってみる
実際にEeePC900-Xのバッテリーの消費が、どのくらいのペースなのか計ってみました。
起動直後、なにもソフトを立ち上げてない状況で、WindowsXPに付属しているサンプルミュージック(マイミュージックの中に入っている)New Storiesという曲をエンドレスでかけっぱなしにして、どれくらいバッテリーが保つのか。テストします。
ちなみに、ASUSのEeePC900の公式ページによると、メーカー発表のバッテリー駆動時間は、4.3時間だそうです。
再生させる曲はこれ。
Windows XPにはじめから入っている曲です。
開始時間は9時53分。
このときのバッテリーの残量は90%でした。
Windowsのバッテリーメーターは、10単位で表示されるため、90%といっても実際には100%を少し切った状態です。
なので、ほぼフル充電と同じと考えてもらっても結構です。
11時05分になりました。
だいたい1時間10分経過したぐらいです。
このときのバッテリーは・・・
60%でした。
12時04分です。
約2時間10分経過。
バッテリーの残量は、30%になりました。
1時間に30%減ってくって感じでしょうか。
12時48分、バッテリーの残量が少なくなってきたことを知らせるバルーン表示が表示されました。
2時間55分経過した状況です。
このときのバッテリーの残量は、10%でした。
音楽を聴いたり、ネットサーフィンをしたりする分には、3時間弱もちそうですね。
個人的には、もう1時間ぐらいもつ製品がよかったかな。って感じました。
ただ、私の周り(パソコン初心者~中級者)にいわせると、持ち歩くことはほとんどないだろうから、バッテリーの保ち時間はそれほど気にしない、ということでした。
私は、ネットブックは完全に野外で使うものという感覚で購入したので、同じような感覚でネットブックを求めるのであれば、最新の省エネ設計されたネットブックの方がいいかもしれません。
ASUS EeePC
というわけで、少なくとも私の場合は、バッテリー駆動時間はネットブックを購入する場合の選定ポイントとして、重要な位置につけているワケなんですけれど、実際には製品によってかなりばらつきがあるらしいです。
短いものだと1時間程度しかもたないものもあるようです。
見分け方は製品のメーカーページ等で確認するしなければならないワケなんですけれど、色々なメーカーが色々なネットブックを発売しているので、なかなかどのネットブックのバッテリー駆動時間が長いのかがわかりにくい。
色々調べてみると、ASUSのEeePCシリーズがダントツでバッテリーのもちがいいようですね。
最も駆動時間が長いネットブック
今のところ最もバッテリーのもちがいいパソコンは、ASUSのEee PC901-Xで、メーカー公表値は8.3時間。
実際の駆動時間は5.4時間ほどらしいです。
このEeePC 901-Xはバッテリー駆動時間が長いだけでなく、SSDの性能もかなりいいらしく、性能的にはネットブックでも上位に位置するようです。
ただ、弱点としてSSDの容量が計12GBしかないので、メインのパソコンとして使用するのはおすすめ出来ません。
SSDなので衝撃にも強いので、EeePC901-Xは完全にモバイル用途に特化した製品かもしれません。
二番目に位置するのが、ASUS EeePC S101で、メーカー公表値が6時間。
実際の駆動時間は、約5時間ほど。
注意しなければならないのは、EeePCS101はハードディスク搭載機とSSD搭載機の2種類があるということ。
ハードディスク搭載機は、駆動時間が2時間ほど短くなるようなので注意。
ハードディスク搭載機の方は、S101Hと製品名に「H」がつきます。
変わり種としては、富士通のFMV-BIBLO LOOX。
5.6インチの小さなモニターに、565gという超軽量モバイルパソコン。
標準バッテリーで6時間、実駆動時間で4時間ほど。
さらに大容量バッテリーを使用すれば、公表値ですが11.3時間という超ロングバッテリー。
モニターが小さいのと、値段が高い(実売価格で9万円ほど)のが弱点ですが、携帯の延長線上として使うには、候補にあげてもいいかもしれません。
また、国産メーカーというのも選定ポイントになりうるでしょう。
最も駆動時間が短いパソコン
さて、逆にバッテリーのもちが短い製品もあげておきます。
- MSI Wind Netbook U100 Vogue・・・約1時間半
- SOTEC DC101・・・約1時間半
- 東芝 NB100・・・約2時間
- エプソンダイレクト Endeavor Na01 mini・・・約2時間
バッテリーのもちが短くても性能がよければいい。って具合なら納得出来るんですけれど、ネットブックの場合はどの製品も性能的にはツクシの背比べ状態。
それほど変わらないんです。
ですから値段が安いとか、コストパフォーマンスがいいとか、そういった場合を除き、あまり購入候補にいれるべきではないかもしれません。
平均
平均的に2~3時間の駆動時間の製品が多いようです。
充電時間
毎日頻繁に持ち歩く。というのであれば、充電時間も選定ポイントの一つでしょう。
充電時間に関しては、バッテリーの容量次第なのでバッテリーの容量が小さいほど、充電もはやく終了すると考えていいと思います。
バッテリーの駆動時間が長い製品=バッテリーの容量が大きい
というわけではなく、ハードディスクかSSDか、CPUの性能が左右するため、バッテリーの駆動時間が長い製品ほど、充電時間も短くて済む(ちょっと充電しただけで長く使える)と言っていいと思います。
そういう意味でも、EeePC901-Xがおすすめかもしれません。
だいたいですが、駆動時間と充電時間は同じぐらいです。
つまり、2~3時間で充電完了すると。
私のもっているEeePC900-Xの場合、バッテリーの残量10%の状態で充電(電源はOFF)したところ、1時間半で60%まで充電されていました。
とすると、バッテリーが切れた状態でも3時間ほどでフル充電出来る計算になります。
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Yahoo!ブックマークに登録 2009/05/02 05:51 | | |